アルミ半凝固の組織分析

Comptech社で製造したアルミ半凝固製品の組織を分析してみました。
アルミニウムの半凝固組織として、微細で均一なばらつきを持つことに成功。Al-Fe化合物も数ミクロン単位にしか成長しておらず、伸びに対する影響を最小限に抑えることが可能です。

UBEマシナリー株式会社との共同研究で、大型のアルミヒートシンク(高さ105mm x 厚さ1mm)の断面を切断し分析いたしました。

AlSi7%合金で、微細化剤は使用していない、リサイクル剤100%の使用にも関わらず、結晶構造が微細で均一に充填されており、共晶Siの流出・偏積が見られません。

これは現状のギガキャストにおける問題点の一つである、「延性不足による衝突吸収エネルギーの低下などに対する課題」の解決策になる可能性が高く、各社よりご注目いただいております。

ギガキャストの試作を通して、是非ご希望の延性をレオキャスト補完してみませんか?
2025.06.04_UBE-Vitto-Comptech_共同分析(J).pdf
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